群青

ヱヴァンゲリヲン新劇場版:破の群青のレビュー・感想・評価

3.9
当時劇場で心の中でウオー!!と叫びながら2回観た笑


序破急の破とは起承転結の転と同じく状況の変化、展開の場面だ。

その名の通り、冒頭はいきなり新使徒と新キャラ・マリのバトルから始まって行く。

ここでまず意表をつかれる。
この展開のために序はあからさまにテレビシリーズと同じにしたのだろう。

しかも最初のバトルが終わって矢継ぎ早に使徒の戦闘が続く。


特に第8使徒との、都市をあげての迎撃システムが熱い!ここで一度目のウオー!
TVシリーズ以上の緊張感!
さらにここでもテレビシリーズでは使われなかったオリジナル曲が盛り上げに一役買ってる。

なによりシンジがかっこいい。
余談だがこの戦闘のアスカがコアに攻撃を仕掛けるシーンがルパン三世VS複製人間での五右衛門のシーンとかぶるのは自分?

そして第9使徒。トウジのアイスが指し示す展開。ここも唸る。そうきたかと笑
そこからのシンジの駄々が狙っていて面白い笑

最後の第10使徒がもうやばい。アドレナリンが出まくり!
シンジからシンジさんへの進化‼︎‼︎ここで二度目のウオー!

この連戦の爽快感と疾走感は正直たまらない。

設定面では前作から少しずつ違っていた波が今作では大きくなっている。海の色の意味、アスカの設定などなど。

明かされる秘密とさらなる解釈の多様化がマニアを悩ます。どんだけ悩まさせるつもりなんだ庵野監督は!笑

中でもアスカ、レイの心情の変化が良い。両ファンを満足させる構成になっている。やきもきされる。
かくいう私もポカポカされました。

単なるエヴァではなく熱いロボットポカポカアニメになってしまった。
説明ご苦労様ですリツコさん。

最後も最後でアイツが美味しところを奪っていく。

Qがあれほど待ち侘びる作品になり同時にみんなをことごとく落として行ったのはコイツのせい。

そのくらい面白かった。ポカポカした。
群青

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