ニューヨークで無職となって彼氏に愛想をつかされたダメウーマン。故郷に逃げ帰ってきて小学生の頃の同級生と再会するが、その頃、韓国のソウルでは謎の巨大怪獣が暴れ回っていて…な話。
前半は巨大怪獣とシンクロしちゃうアン・ハサウェイと彼女を取り巻く野郎たちのコメディだったんだけど、中盤から突然人間の業の深さを見せつけられるドロドロな人間ドラマになって驚いた。
出てくる野郎たちが揃いも揃ってクズばかりなのは、酒に溺れる主人公ちゃんだからなのだろうか。共依存、DVアリの支配者、顔だけダメンズ、ドラッグ中毒とこれでもかとクズメンが揃ってるのはある意味潔い。
…というか、巨大怪獣必要？単純に人間ドラマのサスペンスに振った方が良かったのでは。
まあなんだかんだ言って、アン・ハサウェイは可愛い。英語の発音も聴き取りやすく、革ジャケ着てビール瓶持っててもサマになっちゃうのは凄い。
海外製怪獣映画を期待すると肩透かし喰らうだろうけど、夜中にゆるーく観て楽しむにはいいかもしれない。
