おときち

ラ・ラ・ランドのおときちのレビュー・感想・評価

ラ・ラ・ランド(2016年製作の映画)
4.5
劇場で観たかったやつだこれ!

ここ数年、劇場に行くというかそもそも映画からだいぶ距離を置いてしまっていたので自分のせいではあるのだが、これも劇場で観たかったなーと。

カラフルでウキウキ・ワクワクして、ちょっと切ない。
あぁ面白かったなぁ。

『セッション』(デイミアン・チャゼル監督作品)を観て、『シェルブールの雨傘』(個人的衝撃のミュージカル映画)を観て、『アナと雪の女王2』(王道をいくミュージカルアニメ映画だよね?)を劇場で観てたどり着いた『ラ・ラ・ランド』。
この流れがよかったのかもしれないけど、とにかく楽しかった。

『セッション』と同じ監督なんだよね、と思いながら観始めたので、こんなにカラフルな色彩にあふれた映画だと思っていなかった。『セッション』は黒のイメージなんだよな。まぁ『ラ・ラ・ランド』もスッと入ってくる黒が多くはあるんだけど。
もう冒頭の高速道路のシーンでがっつりハマった。楽しい!って
ほんとに同じ監督?って思ったけど、すぐにジャズ要素が出てきたり、所々急にアップになるショットとか俯瞰のショットがあると『セッション』でドラムなどが急にアップになってたのを思い出したりして、楽しかったな。

「ジュヌヴィエーヴ」という名前が出てきて「おっ!」ってなったし、服も街並みも含めあのカラフルさやポップさはオマージュかなとも思ったので、先に『シェルブールの雨傘』を観ておいてよかった。

***

女優志望とジャズピアニストの恋。まぁね、この時点で良い予感はしない。ショービズの世界での夢と現実。エグいよな。オーディションってあんなもんかね。大変だな。
冒頭の高速道路のダンスシーン。この街は夢追い人で渋滞してるってことだよねアレ。でもあの道路から降りるわけにはいかない。まぁ最後に同じような渋滞からミアは降りることができるけど。

どっちも成功してほしいし、2人の仲がうまくいくといいなぁ、お似合いの2人だよなぁって近所のおじさんみたいな気持ちで観ていたので、最後は残念といえば残念だった。
とはいえ、2人とも大人だしな!2人で決めたことだからしょうがない。セブはミアが女優の道へ進むのをしっかり後押ししたし、2人の愛は確認したけど、この先はどうなるかわからんよ、ってちゃんと言ってたし。

バッドエンドともハッピーエンドとも取れるけど、私は普通にハッピーエンドだと思ったな。いろいろあったけどさ、まぁ良かったじゃない、なんてね。

とはいえ、ラストのクラブシーン。え?ミア、座る?うーんまぁ座るか、なんて思っていたら、最後の演奏からの回想、いや空想・妄想的回想?なんていうんだろう、あれは。あれ良かったなぁ。どちらか1人だけの想いではなく2人の想いだったよね。だからこそのアイコンタクト。観ながら「うんうん」てうなずいちゃったし、僕ももうおじさんになったなぁ、恋っていいなぁなんて思ってしまった。

***

劇中で歌われる曲、どれも良かった。メインテーマの「Another Day Of Sun」はもちろんですが、「City Of Stars」が好きでした。あの憂いのある感じ。

映像はほんとに良かった。特に「青」。きれいだった。そこに刺すように映える「赤」とかね。ほんとにコレはスクリーンで観たかった。
ロングショットも多く画角も良くて、広角写真好きとしては観てて飽きなかった。

途中、「あ!フレッチャー!」ってなったのが楽しかった。
あとジョン・レジェンドが出てるなんて知らなかったので、びっくりした。あの「Start A Fire」って曲がまたなんとも言えないのがね。

エマ・ストーン、かわいかった!
大満足だけど、やはり劇場で観たかったなー!