ひろぽん

弱虫ペダル Re:ROADのひろぽんのレビュー・感想・評価

弱虫ペダル Re:ROAD(2015年製作の映画)
3.2
劇場版『弱虫ペダル』2作目

小野田坂道が初めて出場する1年目のインターハイ2日目のゴール直前から最終日のゴールするまでのTVアニメ総集編。
箱根学園の主将・福富を労うために荒北、東堂、新開が卒業旅行を企画しテーマパークで楽しい思い出作りをしていく中で、インターハイの熱き戦いの思い出を振り返っていく物語。
『弱虫ペダル Re:RIDE』の後編にあたる作品。


インターハイの思い出を振り返りながら、箱根学園の3年生4人の卒業旅行の話が並列して進んでいく。基本的には前作同様の総集編に+αで卒業旅行の小ネタが加わっただけなので、目新しさはないが箱根学園のメンバーの絡みが見れるのが良かった。箱学の中でも3年生のこのメンバーが1番個性溢れてて好きだな。

TVアニメで鑑賞しているため展開は全て把握しているものの、激闘のレースの中に熱きバトルとレースに掛けるそれぞれの強い思いが感じられて何度観ても感動できるシーンが沢山詰まっている。

特に、レース終盤にかけて仲間に思いを託して全力で力を出し切り離脱していくメンバーの姿を見ると胸が熱くなりウルっと来てしまう。鳴子がリタイアしたシーンは仲間が死ぬシーンみたいになってるけど、感動の方が勝る名シーン。

チームの勝利のために自分ができる最善の役割を果たして、チームのユニフォームをゴール地点に必死に届けようとする自転車競技という団体スポーツの魅力を最大限感じられて最高だった。


内容が凝縮されているから、インターハイをダイジェストとして観るには良き作品だと思う。前作と違いこれまでの振り返りがないので、今作を鑑賞する前には原作、アニメまたは、前作を鑑賞してからをオススメする。
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