ルサチマ

行ったり来たりのルサチマのレビュー・感想・評価

行ったり来たり(2003年製作の映画)
5.0
生者が死に抵抗するように、死を悟ったであろう自らの肉体をカメラに焼き付けると同時に死者から生者へ対する抵抗の眼差しが突如映し出される。オープンスペースとしての公園で交わされる行ったり来たりする人々の視線とは別に、明らかに異質に見る/見られるの関係とその解体を導入する老人と少女の眼差しが紛れもない映画の奇跡として感じられる。
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