話が途中から始まった感およびダイジェスト感が半端ないのは日本で発売されたDVDで本編が18分あまりもカットされているからなのか(←どうしてそんな暴挙が許されるんだ)、はたまた私が豊臣秀吉の朝鮮侵略の歴史をよく知らないからなのか、おそらくその両方の理由によるのだが、何にしても今の状態で一遍観ただけではほとんど何もわからなかったのである。ビジュアル面では、端役にいたるまで作り込まれた衣装は眼福だったし(華々しい甲冑!海賊王の兜と仮面!)これほどの規模の海上戦を再現したこと自体が偉業というほかないが、顔のどアップで戦況を語るスタイルは仕方ない部分もあるとはいえあまり続くと面白くない。とにかく潔く死ね!みたいな価値観も嫌だったが、これは侵略者の側から言えたことではないとも思う。
「韓国映画を観ていてひときわ目を引くイケメンがいるな?と思ったらだいたいチン・グの法則」は今回も正しかった。