Kevin

ボヴァリー夫人のKevinのレビュー・感想・評価

ボヴァリー夫人(2014年製作の映画)
3.4
とある田舎町で医師であるボヴァリーと結婚したエマ(ミア・ワシコウスカ)。
しかし夢に描いていた結婚生活とは程遠く、人生に失望する。
退屈した日々に嫌気が差したエマは次第に不倫に溺れるようになっていく...。

彼女が欲を求め徐々に変わっていく姿は【イノセント・ガーデン】に似た怖さを感じました。
欲を求めすぎる人って怖いですよね。とゆうより女の人って怖い。
理想と現実との違いに失望し満たされない不安定な様子を見事に演じています。
彼女に翻弄される男たちが可哀想に思えました。

それにしてもミアはこうゆう世界観が非常に似合いますね。
様々な衣装の彼女を見ることができ満足。
そして役者陣も主演のミア・ワシコウスカをはじめ、エズラ・ミラー、リス・エヴァンス、ポール・ジアマッティといった豪華さ。
しかし内容はもちろんハッピーなものではなく。
冒頭のシーンから予想ができるようにどんよりとした終わり方ですが、見応えのある作品でした。

人は何故満たされない生き物なのか。
それが人間に備わっている本能なのか。
考えてみると恐ろしく思います。
Kevin

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