ぬーたん

サウルの息子のぬーたんのレビュー・感想・評価

サウルの息子(2015年製作の映画)
3.2
ゾンダーコマンドに視点を置いた画期的なホロコーストの描き方だ。主人公のアップに焦点を置き周囲はぼかし、サウルの動きを追っていくカメラ手法は、正直言うと年配者には、観辛い。プロは斬新で好きかもしれないが…。段々とめまいがして船酔いのような状態になったわ。サウルが息子と信じる遺体を埋葬する為に危険を犯して奔走するのは、宗教的に理解し難い。ましてや同胞がレジスタンス計画を立てる中、自己の想いの為に同胞を危険に晒すような行動をするのは、首を傾げてしまう。森のラストは悲しいが余韻を残す。後味は良いとは言えないが。
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