さっちん

湯を沸かすほどの熱い愛のさっちんのレビュー・感想・評価

湯を沸かすほどの熱い愛(2016年製作の映画)
4.4
これはあきません!!
泣いて目がボンボンに腫れるヤツです!!(;´༎ຶٹ༎ຶ`)
翌朝起きた時、鏡を見てそのボンボンぶりに驚きました。^^;

自分と関わる人に、全力で愛情を注ぐ宮沢りえ演じる双葉の器の大きさ、包容力、暖かさったらない!!

そして、レベッカのギタリストだった木暮さんの娘さんの杉咲花の好演も光ります。
こういう親の力から完全に離れた実力で活躍する二世さんは、本当にすごいと感心する。
立派な演技派女優さんです。

そして今作のすごいところは、伏線のはりかたとその回収のしかた!
おおお〜〜っ!となって、それが感動につながって、気がつけばボロボロ泣いてるの繰り返しでした。
特に手話のくだり……。
今思い出しても泣ける。(;´༎ຶٹ༎ຶ`)
勝負下着も本当の意味での勝負下着で、ずっと忘れられないシーンになりそう。

そして、今作、嘔吐におもらしに吐血と、身体から色んなものが出てくるシーンがリアルに映し出されるんですが、そこにものすごく生身の人間を感じた。
「湯を沸かすほどの‥」というタイトルの意味が「ああああ〜」とわかるシーンも、「あぁ、生身やわ〜」と思った。

双葉さんの生い立ちと、結婚してからの子育て事情……、実はうちの叔母とそっくりで、私はその叔母が大好きなので、他人事とは思えず、そういう意味でも号泣してしまった。自分のことは後回しで人のことばっかりで、血の繋がりなど関係なく、持ってる限りの愛情を注ぐ……そんな人……。

あぁ、すでにもう1回観たくてたまらない。(⑉• •⑉)❤︎

ただ、私、今作「続 深夜食堂」の後に続けて観てしまい、キャストのかぶりっぷりに気持ちを切り替えるのが大変でした。^^;
オダギリジョーは、もちろんかぶってると知っていましたが、篠原ゆきこ、河井青菜さんも2作まったくキャラの違う重要な役どころで登場で困惑しました。^^;
ええ、もちろん自分の鑑賞方法が悪かったんですけど、万一同じパターンで鑑賞しようと計画している方があればご注意を……。^^;


とはいえ、観終わってからも何度も思い返してしまうくらい本当に素晴らしい作品でした。
邦画好きの方には迷わずオススメしたいです!
さっちん

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