色んな混ぜこぜの既視感がある。
DCらしいダークさがベースにありながら、コミカルに振り切っているヒーローもの。
ファミリーの家のインテリアや内装が、キッズのいる平和な家庭にありがちな明るい白基調の整然としたこざっぱりオシャレホームではくて、色んなルーツを持った人たちが家族になり集まっている場所の象徴のように、植物がたくさん置いてあってやや混沌とした不思議な空間でありながらスペースのある広い家であることを感じさせるところが、アメリカという国の縮図のように感じられて興味深い。
永遠の岩という場所に、ダンブルドア校長のような魔術師がいて、ハリー・ポッターの世界のような空気も漂わせている点が既視感の1つだけれど、ストーリー自体はヒーロー誕生の王道テンプレ通り。
善悪二元論でなく、分かれ道になる分岐点があるというそれぞれの背景を描いているのも良い。
