焦げすーも

シャザム!の焦げすーものレビュー・感想・評価

シャザム!(2019年製作の映画)
3.9
ヒーローものというよりはジュブナイルもの。心がほっこり万人うけする作品。里子仲間の中で黒人の小さい女の子が可愛いすぎ。人種は違うが、フルハウスのミシェルみたいだった。

主人公ビリーが実親を訪ねるシーンにはかなり泣かされた。実母に見放されたという事実を知ったのちに、母に対してあのコンパスを渡すビリーの素直さ...そしてまさに、ビリーが里子の仲間たちを家族として受け入れること、逃げずに家族を守るためにシャザムとして戦うことを決意した瞬間なんだよな。賢者がビリーを勇者として選んだシーンは思い返せばかなり雑で、やっつけ感満載なのだが、ビリーが真の勇者になることを決意する描写があるのでOK。勇者とは他人から選ばれるものではなく、自ら決意するものなのだ。
ヴィランとの決闘の地はビリーが独りになった遊園地。その遊園地で新たな家族と一緒に戦うというのも良い脚本だと思う。

「僕の名前をみんなで叫んで!」。→「ビリー!」というくだり、コンビニ強盗に頭を撃たせるシーン、ビリーの特訓シーンは爆笑というほどではないが、笑いのツボにはヒット。

ヴィランがキングスマンシリーズの執事(マーリン)だったことに途中に気づき、悪役の印象がなかったので意外だった。ヴィランより七つの大罪モンスターが目立っていたのは少しマイナス。
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