GUMI

シャザム!のGUMIのネタバレレビュー・内容・結末

シャザム!(2019年製作の映画)
4.3

このレビューはネタバレを含みます

「見た目はオトナ、中身はコドモ」という至高のギャップに大興奮。
ここまで最高だとは…頭の中で何度もawesome!!って感想が出てきちゃう幸せ。


みんなちゃんと"子供してる"のがシャザム!独特のポイントなんだろうか。
浮世離れしたヒーローにある程度憧れていつつも、それなりに地に足つけた形で格好も付けたい。
「自分にはここではない素晴らしい居場所があるはずだ」と、未来の自分は幸せであるはずだと信じたい歳頃。
なのに、生みの母との苦い再会で自分の願望とは裏腹に現実と向き合わされる。悲痛な形で成長(割り切る)する少年が自分ではなく周囲の平和のために立ち上がるなんて、立派にも程がありませんか…ほとんど親心で見てしまいますわこんなん。

アンゼたかしのやり過ぎてない字幕のセンスにも感謝を述べないといけないと思う。「キモっ」とかそういうシンプルな言い回しセンスもよく刺さった。

そしてマーク・ストロングの悪役がしっかり恐ろしくて、敵として最高。
いや〜 ホラー映画実績ある監督なだけあって七つの大罪の魔物が怖すぎてどう太刀打ちするのかと思った…

確かに玉座いっぱいあって「仲間誰やねん」って思ってたけど、ズルいわ…!
「「「「「 ビリー! 」」」」」からの
「「「「「 シャザム! 」」」」」で笑い泣き。
あんなに文字通り笑いながら泣いたの初めて…(絶対キモい顔してた自分
ビリーの諭し方が本質を突いているところも成長を感じてまた良い。


敵と対峙している時のキメキメのセリフが聴こえないなんて当たり前を覆すのもまたピュアさ故か。型破りなところも魅力。
子どもたちの役割分担もわかりやすく、お蔭でしっかり身を委ねられた。
私的には今のところ今年一番くらいには気に入ってしまった。


80年代ブームだな〜
さりげないCulture Clubが嬉しい。
GUMI

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