このレビューはネタバレを含みます
猫になったら、自己中のままでいられる?
"超自己中心的な主人公が、スーパーナチュラルな出来事に巻き込まれて、改心していく"というのは、『恋はデジャ・ブ』をはじめとした、よくあるストーリーライン。…なのだが、個人的にはマイナスがゼロになっただけで、主人公に感情移入できないため、苦手な話だったな…。
「薄汚い〜」とか言われてるけど、主人公がinする猫はとにかくかわいい。
なのに、この猫が不憫だ……。
入れ替わった(?)後の猫の魂はどうなってるのかわからないままだし、がっつり主人公の自我が残ってて、お酒飲まされたり、危ないところを行き来したり、最後もビルから飛び降りたり(しかもこれで8つ目の命を失ってるし)…。
とにかく人間側の都合に振り回されてて、かわいそう。
人間が猫の奴隷になる映画のほうが見たい〜。