ジャン黒糖

スパイダーマン:ホームカミングのジャン黒糖のレビュー・感想・評価

3.8
アクションの見せ方、おしゃべりすぎるスパイダーマンなど、フレッシュな一方、ヴィランであるバルチャーの生まれる理由がMCU世界であることの流れを汲んだうえでちゃんと”スパイダーマンらしい”理由になっているのがいいよね。
富裕層・大企業の体制下であえぐ普通の人たちが科学の力によってパワーを得る姿を見ると、すげー!スパイダーマンだー!って思っちゃうよね。

ただ、MCUに入ってからのスパイダーマンでどうしても好きになれないところがあり…。

①MCU諸先輩ヒーローが常にパダワンとして存在
→ソニー版のときには一人で主演張っていたのにMCU入ってからはトニーやミステリオなど、常にスター俳優が演じるキャラが師として存在する。一人でも看板貼れるのがスパイダーマンじゃないの??

②「大いなる力には大いなる責任が伴う」ことの重さを受け止めるには若すぎる
→面倒見てくれる人がいる限りは報連相がしっかりできないと。身勝手な判断によって大変な目にあうことはフェリーで学んだはずなのに…。

③NYにいないスパイダーマン
→場所に捉われない考え方はコロナ禍のいまどき感あるけど、でもやっぱスパイダーマンはNY、なかでもNY市民にとっての”親愛なる隣人”でないと。世界はアベンジャーズに任せようよ!
ジャン黒糖

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