サマーキャンプの指導員の仕事に就いた17歳のジリアンは、試験として無人島で2晩一人で過ごすことに。その島には昔行方不明になった少女の幽霊が出るという噂があり…というストーリー。
カナダ産のサスペンス・スリラーです。
テントを張って野営の準備をしたジリアンは島を探索するが、そこで不気味な人形を見つける。更に、荷物が荒らされるなどの出来事が起きる。島には殺人鬼がいた、という内容です。
タイトルはゾンビ映画っぽいですが、中身は無人島を舞台に主人公の少女が殺人鬼の脅威に曝されるサスペンススリラーです。登場人物は5人くらいで舞台となる無人島に上陸してからはそこから動くことはほぼない舞台劇みたいな感じですが、83分と短いのもあってか退屈することなく見れました。
前半は島に渡った主人公がテント設営したり、スク水みたいな水着で泳いだりとほぼ主人公の一人芝居みたいな感じですが、不気味な人形拾ったり、私有地の島で勝手に釣りしてるオッサンと出会ったり、ボスの息子で変人と噂されるチャラいマーティが島に来てたりとちょこちょこ動きがあるので飽きずに見れました。また、舞台となる島の自然や景観が素晴らしくて、それも見応えありましたね。
荷物が荒らされたり、いつの間にかテントから人形が無くなったり、森の中にある謎のテントにかつてキャンプ中に消えた少女の写真が大量にあったりと不可解な出来事が起きてからはジンワリ盛り上がってきました。マーティと釣り人のオッサンもどちらも怪しげな所見せたりしますが、登場人物が限られてるので殺人鬼はすぐわかります。
本性現した殺人鬼との島内を舞台にした追いかけっこと攻防はそれなりに緊張感あってハラハラできて良かったですね。主人公もいきなり強くなったりしない所も緊張感感じられる部分で良かったですね。
主人公ジリアンは結構ムチムチな体型で水着姿も披露します。自殺願望持つ情緒不安定な所もあるけど、今回の体験を通してそれを乗り越える、という描写は特になかったな。妹の子守りをさぼったせいで妹が事故に遭って死んだという過去が前半から度々挿入されますが、これも殺人鬼に対してその過去はなして「だから私は喋ったりしないから助けて！」という風にしか使われず、殺人鬼からしたらそんなん知ったこっちゃないから効果も無くて、物語に活かされずに終わってしまいましたね。
殺人鬼は見た目普通のオッサンという感じでインパクトはないんですが、後半になってサイズアウトしたボロボロの指導員のTシャツを着こんでいる所はキモくて良かったです。後半になってどんどんイカレていくけど、マーティをボコボコにして瀕死状態にしても止め刺してなかったり、誰彼構わずドンドン殺していくって訳でもないみたいですね。まあ、口封じのために最終的には殺すつもりだったんだろうけど。彼が過去に少女を殺した動機は特に語られることはなかったな。島に来たのは、島が開発される前に死体掘り返す為だったんだろうけど、25年たったら死体埋めた場所忘れたりするのかな？どこまでもどこまでも追ってくるしつこさは良かったですね。
最後、ちゃっかり殺人鬼の飼い犬も主人公とマーティと一緒にボートに乗ってるのは安心した(笑)飼い主に思い入れはなかったのね(笑)シャベルで殴り倒されたボスのフレッドはどうなったの？
タイトル程サバイバル感はないですが、スリラーとしては普通に楽しめる作品でした。

つまんなかったかも？クソうろ覚え

キャンプインストラクターのテストで無人島で２泊したら恐ろしい目にあってしまった短パン姿が眩しいセブンティーン

さらにひどいトラウマが増えましたね
パパはいずこ・・・

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