もじゃ

シン・エヴァンゲリオン劇場版のもじゃのレビュー・感想・評価

4.5
「さよなら全てのエヴァンゲリオン」

4半世紀かけたシリーズの完結編。ほんとに?
碇シンジくんの物語はどうなる?親子は?仲間は?人類補完計画の真実は?

この完結編までに大人になったり、辿り着けなかったりした知人なんかがいるので感慨深い。25年間共にあったと言える作品。声優さん達の声も加齢を感じさせる。アニメ技術も格段に進歩した。

冒頭から魅せるアクションは、ちょっと見たことない高い水準でカッコいい。海外へのサービス的シーンでもあると思う。その後、前作からの続きにあたる前半部分はなんと言うか、ジブリ感。このまま終わらないと思っている故にエモい。
最後の戦いからはシリーズのまとめにも入るわけだけれど、そこは20年前の劇場版同様に賛否あるだろうと思う。作品の為に作り手ができる事は自分をさらけ出す事が全てで、庵野監督はそれを直接的にやったんだなと。本人の趣味や過去のやらかした事、何も変わってないことや恥部も含めてこれが出せる全てだと。なのでエラいと言おうと思う。
各キャラの行く末もはっきりさせたと思う。意外性あったし、次に行こう、前に進もうというメッセージを感じた。

色々あったけど、よくやり切ったなっていう作品。
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