ショウコ

シン・エヴァンゲリオン劇場版のショウコのレビュー・感想・評価

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新劇はもちろん、テレビ〜旧劇にまで遡りちゃんとシメられててまさに「完」って感じ。謎を回収しまくって綺麗に畳んでましたよ。観て良かったです

ネルフから社員を引き抜いて独立したミサト&リツコがついに反旗を翻す!しかしそれすらもまたシナリオ通り😏…なのか??って話

戦闘がカッコいいですね!ミリタリー好きにはたまらん描写が盛り盛りで冒頭のパリ戦からシアワセ脳汁でまくりです。守城戦と一口に言っても常識を軽く超えた自由なテクノロジーがぽんぽん出てくるし見映え凄いしネルフ側の兵器デザインも絶妙にキモくて素晴らしい👏二足歩行(四足歩行?)する発電機とかどんなサイコヤローが考えたんでしょう。逆ヤシマ作戦にも感激しちゃう♡

後半の降下作戦もピンポイントでツボを突いてくる。レイフォースってシューティングゲームがあるんですけど「誘導弾、発射!」って言われた瞬間はまさか意識してんのか?と勝手にテンション上がりました。新旧ヴンダーとのドッグファイトも激アツです(音楽ちょっとダサい)

背骨武器には気絶するかと思ったわ




ウン十年越しにゲンドウが口を開くわけですけど…何と言うか…参った。寡黙でミステリアスな憧れのカッコいい先輩をずっと追いかけ回してようやく陥落させたはいいもののデレられてみると意外と普通の厨二くんで百年の恋も覚めた様な感覚です。お願いだからもうこれ以上喋らないで!私のイメージを壊さないで!みたいな…

でもこれも「あなたからの卒業」的通過儀礼なのかも知れませんね。続編を引っ張りまくったのも「ケムに巻いてるけど実はちっちゃいオレ」の正体を知られて幻滅されたくなかったからかもなーと制作側の姿勢と重なりとても興味深く聞けました

卒業と言えばそれぞれのキャラクター達もしっかり決着ついてましたね。95年のテレビ放送時点でここまで構想が完成されていたのかは怪しいところですが、少なくとも新劇スタートの段階ではアウトラインは決まっていたのでしょう。考えてあったからこそマリを登場させたわけですもんね。「マリ=時代」って事だな🤔
大団円でありながら、必ずしも望んだ相手とくっつけるわけではないんだよぅというビターで現実的なメッセージも含んだメタエンド



今となっちゃそう珍しいストーリーでもないですが、それはエヴァに影響を受けた作品がたくさん作られてきたから。コトの全容が見えてしまい、結局は"人のつくりし話"だったと判明して少し拍子抜けした感は否めませんけど、これでやっと「エヴァってどういう話?」と尋ねられても説明できる様になった…ハズ。私も卒業っす

あーもう!あと6倍ぐらい書きたい事あるけど我慢する!
ショウコ

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