[続劇]
TVシリーズの頃、この作品を作った監督のように虚構(作品)を作りたかったが、結局その夢は破れ、私はいま人様の虚構を繋ぐという仕事を行っている。その「夢に最も近く、最も遠い場所」で働いている自分にとって、今作のように苦しみながらも作品を作り上げる監督の「その苦しみ」が本当に羨ましかった。
少年の心、大人のしがらみ、正直見ていて恥ずかしくなるような部分も含めて、そんな全てをフィルムに焼き付ける事ができるなんて、本当に羨ましい。
私は今年「父」になる。
今作におけるゲンドウの心情が、もうすぐ自分の中でスタートする。
すごく不安だけれど、それでもなんとか頑張っていこうかと思ってる。
なので、
本当の終劇はまだまだ先。
私の子が、
私とケンカをする
その時まで。