すずき

ゾンビーワールドへようこそのすずきのレビュー・感想・評価

4.0
高校一年生のベンとカーターとオーギーはボーイスカウト。
でも高校生にもなってスカウトなんて…って感じでカーターはウンザリ。
ある日、ベンの憧れの女性でカーターのお姉さん・ケンドルに、「ちょっぴり大人の」パーティーに誘われちゃった!
スカウトを抜け出してパーティーに行こうとするベンとカーター。
しかし、そこをオーギーに見つかり、3人の友情にヒビが入ってしまう!
…そんな青春ドラマを繰り広げる3人はさておき一方その頃、街ではゾンビが溢れていた…

ゾンビパニック×青春ストーリーのホラーコメディ。
邦題は割とやる気なくて酷い部類だけど、原題は「スカウトの手引き~ゾンビ黙示録編~」。
そんなにボーイスカウトっぽい事してないような気がするけれど、全体的に軽めのノリで笑わせにきて、なかなか面白かった。

スカウトなんてダゼェ、大事なのは女の子にモテる事さ、0点チャンピオン!な悪エロガキのカーター、
ガキっぽい所もあるけれど、根は優しいオーギー、
カーターに振り回されつつも、優柔不断だが咄嗟の機転と勇気が魅力の主人公ベン。
ズッコケ三人組みたいな感じだけども、それぞれがクライマックスには成長した姿を見せる、まさに王道な展開は気持ちよく鑑賞出来た。

そして、ヒロインとして出てくる女性2人もそれぞれいい感じ!
ベンの片思いの女性、ケンドルはめっちゃ美人で、しかも優しいお姉さん!いいよね…
しかしベンの事は弟みたいに見てる、っていう距離感も何かいいよね…
もうひとりのヒロインは、ゾンビ騒動の中で出会ったこれまた年上お姉さんのデニース。
Hなお店で(あくまでウェイトレスとして)働くデニースは、見た目通りのタフでクールな頼りになるお姉さん!これまたいいよね…
ゾンビ相手でも、恋愛相談にも頼りになって、そしてベンのキスの練習相手にもなってくれる!すんばらしくいいよね…ッ!
ケンドルは本命だけど、映画の中での立ち位置はあくまで救助対象、目的であって、そんなに出番多くない。対するデニースは本編でずっと活躍する実質メインヒロインです。

この前に見た、「タッカーとデイル」と少しだけ、印象被る。
どっちもちょっぴりグロくて、笑えて、教育的なテーマの映画だからか。
でもこっちは少し下ネタもあるので、小さなお子様と見る場合は「タッカーとデイル」の方がオススメですよ!