みかぽん

ノーザン・ソウルのみかぽんのレビュー・感想・評価

ノーザン・ソウル(2014年製作の映画)
3.8
モッズの次はグラム、プロブレッシブ、ハード、パンク、ニューロマンティック‥。様々に派生した系譜を疑ってなかったので、正直、ノーザンソウルなるジャンルは初耳で…。
全く知らんかったです😮

UK発信と言ってもロンドンではなく、マンチェスターやシェフィールドといった北側の労働者階級に於けるパーティー文化が発祥らしく。
地方都市に芽吹いた独特のスタイルで、こういう辺りがまさにこの国の奥深さと言うか、やっぱりイギリスに勢いがないと音楽は面白くないんだよなぁ、を実感させられると言うか。。

内気で自己主張が苦手な主人公、ジョンが鬱鬱とした高校生活を送る中、ある日偶然、キレっキレなダンスと共にノーザンソウルにどハマりな相棒をみつけ、ママの選ぶ洋服を脱ぎ捨て、アメリカに憧れ、恋もして音楽に磨かれてどんどん格好良くなって行く様にニヤニヤしちゃったり。

にしても、ダンスの中にブルース・リー的要素ってホントに反映されていたのですかね😅
確かに当時、ブルース・リーは若い男子達のアイコンだったので、それより遅れての80年代であっても、ヨーロッパをうろうろしていると必ず呼び止められ、アジア人という理由だけでいきなりカンフー技を要求されたり(一応女子なんですけど💧)あるいはモドキな型を一方的に披露されて感想を求められたりもして(&カンフーマスターでもないし〜)微妙に迷惑していたことを思い出しました…😑。

もとい。イギリス、アイルランドの音楽が絡む青春モノにはホント、外れがないですね(とはいえ、こちらは4文字言葉満載は言うに及ばず、時代背景的にも薬まみれのタバコすぱすぱ。しかもアタマにはシラミよけの粉を撒くなどの小汚なさ。爽やかさなど微塵もないですが😰)。
であっても、意外な拾い物でした🤣🤣
みかぽん

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