さっちん

団地のさっちんのレビュー・感想・評価

団地(2015年製作の映画)
4.3
いやぁ、これ、面白い!
なんやろう、ずっと引き込まれてた。

漢方薬店を営んでいた夫婦が、息子の死をきっかけに、店を閉めて団地に移り住んでからの話……。

団地に限らず、人の噂話ってしょうもないなぁ。
どうでもいいわ!
……と、山下夫妻(岸部一徳と藤山直美)の気持ちがめっちゃわかった。

でも、そういう人間模様を淡々と描く作品ではないんやなぁ、これが……。

いやぁ、不思議な世界観。
最後らへん、「ええーっ!」となりながらも、「ひょっとしたらこんなことが、世の中で実際に起きてるのかも」……なんて、思えてしまったりした。
いや、ないだろうけど……。^^;


ギャグは意外とすべってるものも多いが、たま〜にめっちゃツボにハマるのがあって、結構後引く面白さ。

かと思うと、泣かされる。
スーパー裏のバーコードピッ!のシーン、泣ける〜。(T^T)
ヒナ子さん(藤山直美)は強い人だし、素敵と思った。

岸部一徳の、フォークダンスを踊るシーンの表情が最高!(≧∇≦)

本作、好き嫌い分かれるかも?とは思いますが、ハマる人はめっちゃハマると思います。
藤山直美さんの出演作とか初めて見たけど、さすが浪花の喜劇王の娘さん、うまいですわぁ。
ちょっとクセになりそうな、想像を超えた面白さでした。
さっちん

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