ひろ

ハンズ・オブ・ラヴ 手のひらの勇気のひろのレビュー・感想・評価

3.5
2007年に製作され第80回アカデミー賞において短編ドキュメンタリー映画賞を受賞した「フリーヘルド」を原作に長編映画化した2015年のアメリカ映画

LGBTを扱った作品はたくさんあるけど、これは実話を基にした作品で、現在は同性婚が認められているアメリカ合衆国の礎となった愛の物語

保守的なアメリカの田舎の差別的な雰囲気を映画で見ると嫌な気分になるが、日本も大して変わらないどころか、日本の方が酷いとさえ思えるので、そんな母国が恥ずかしくなる

LGBTを描いてはいるけどやはりこれは愛の映画で、愛し合った2人を演じたジュリアン・ムーアとエレン・ペイジの演技が光る作品だ。特に死と向き合いながらも愛を貫くローレルを演じたジュリアン・ムーアは素晴らしかった。エレン・ペイジはこの作品でカミングアウトしたみたいで、演技が自然なのも納得

いつの時代も差別はあって
人とは違うから排除されて
それでも立ち向かう
愛の力で立ち向かう
そうして世界は変わっていく
変わっていく世界は
まだまだ捨てたもんじゃない
ひろ

ひろ