LalaーMukuーMerry

レディ・プレイヤー1のLalaーMukuーMerryのレビュー・感想・評価

レディ・プレイヤー1(2018年製作の映画)
3.7
自分の分身(アバター)がゲームの世界に住んで、そこでは何でも自由にでき(冒険、戦い、仲間つくり、恋愛、投資、起業…)、そこで稼いだお金はリアルの世界でも通用する。ゲームの世界とリアルの世界が混然一体となったような未来。TVゲームはインベーダーゲームで早くも卒業、以後ほぼやってない私はこういう作品はどうも苦手。
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でもスピルバーグ監督作品だから話に入っていきやすかった。「オアシス」という壮大なゲーム世界を開発した偉大な天才が死ぬ前に残した謎、それを最初に解いて3つの鍵を手に入れた者には莫大な賞金が出て、オアシスの運営権が手に入る。
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なるほどね。海賊が残した地図を手掛かりに宝探しの冒険にいく「グーニーズ」みたいなものですね。謎を解くためには一人では無理で仲間が必要、そして組織ぐるみで賞金を狙う悪者キャラのライバルも登場する。仲間との絆が強まって、それは途中から愛に変わっていきながら、悪い奴らに打ち勝って我らがヒーローは最終ゴールへ・・・
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これくらいの心の準備はしておいた方がよかったかも。(導入部分はわかったが)一つ一つのエピソードはなんだかよく分からないまま、ストーリーは最終ゴールへ。
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一つ一つのエピソードは分からなくても、この作品に出て来る昔の(主に80年代)映画の話やら、名作映画のオマージュをわかったよと思えることが映画好きの密かな楽しみになるのだろう。「フェリスはある朝突然に」「キングコング」「シャイニング」「バック・トゥ・ザ・フューチャー」「ジュラシック・パーク」「アイアン・ジャイアント」「メカゴジラ」「ガンダム」・・・どれくらいわかるか試してくださいな。(Wikipediaにはそのことがビックリするほどたくさん列挙されていて、ほとんど気づかなかった私はまだまだだなと・・・(いやいやその多くはどちらかと言えば敬遠しているジャンルだから仕方ないと自分を慰める)