すたっく

ジュマンジ/ウェルカム・トゥ・ジャングルのすたっくのレビュー・感想・評価

4.2
全体的には
エンターテイメントとしては相変わらず素晴らしい。
ですが代わり映えはあまりないかも…。
と言ったところです。

一作目(1995年作品)と比べて描きたいものがガラッと変わった前作(2018年)。
その中でも、様々なオマージュや前作を意識した工夫があり、別の作品として高いレベルの映画となっていました。

そこで今作。
前作から引き続きゲームのジュマンジ。
コントローラーを持つ人が変わるとプレイングも変わる。
この部分を映像に落としこんだ発送に脱帽です。
新しく加わったプレイヤー二人は、あまり深くは掘り下げられないながら、話にアクセントを加えてくれます。
それだけでなく、新たな操作キャラ、新たなステージにイベントと大幅に追加されており、正当な続編としてまさに「ネクスト・レベル」にふさわしい作品です。

その一方、安定感はあるが緊張感はイマイチ、という前作の雰囲気はそのまま引き継がれています。

また、おそらく多くの人が引っ掛かっただろう部分。
「予告みたいにバグってないじゃないか」
ここに関して
「(経緯はわからないが)おそらくバグをうまく話に落とし込めなかったがために、前作を踏襲した守りのストーリーになったのかな?」という感想を持ちました。
それでもエンターテイメントとして成立するあたりは流石です。

よくも悪くも前作の期待を裏切らず、頭を空っぽにして楽しめる良い映画だとお思います。
すたっく

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