まとぅん

ザ・ギフトのまとぅんのレビュー・感想・評価

ザ・ギフト(2015年製作の映画)
3.4
【過去は水に流せない】
結局人間が1番恐ろしいシリーズ。


○『華麗なるギャツビー』などで活躍する俳優ジョエル・エドガートンの長編初監督作で、脚本、製作、さらにゴード役で出演。ゴードに狙われる夫婦の夫役にジェイソン・ベイトマン、妻役にレベッカ・ホール。
ジェイソン・ブラム製作によるスリラーもの。


ー新たな転居先で幸せな生活を送る夫婦の前に、夫の同級生と名乗る男・ゴードが現れた。再会を喜んだゴードから、1本のワインが「ギフト」として贈られる。しかし、徐々にギフトはエスカレートしていき、度を越していく贈り物に2人が違和感を覚えはじめた頃、夫婦の周りに異変が起き始める...



↓ネタバレ含みます❗️


○幸せそうな夫婦、突然近寄ってきた不思議な同級生。後半にかけて、夫と同級生の印象がこんなにもガラッと変わるなんて...

「時すでに遅し」「自業自得」「因果応報」「信頼を失うのは一瞬」などの言葉がピッタリ。
とにかく夫の過去を知れば知るほど、クズさに磨きがかかる。そして現在でも嘘や偽装が常習化してると分かったら、妻も信用なんて出来るわけないよね!


○次々と送られてくるギフト。
「ギフト」の意味を想像したら、オチが何となく分かってしまったが、結局実父の真相が曖昧なので夫サイモンは疑心暗鬼のまま、屈辱を受けながら、一生生きていくのか〜、しんどいね。
妻が本当に良い人だったので、復讐に巻き込まれてただただ可哀想。幸せになってくれ。


暗く不気味な雰囲気から後半のハラハラ感、実際にも起こり得そうなリアルさ、人にいつの間にか恨まれているかもしれない恐ろしさを感じられる作品です。
久々に会って、親密に近寄ってきた同級生には注意しなきゃいけないのか。...生きにくい😮‍💨
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