さっちん

セトウツミのさっちんのレビュー・感想・評価

セトウツミ(2016年製作の映画)
4.4
あか〜ん。めっちゃおもろい。ʬʬʬ
笑いのツボループにハマってしもた。ʬʬʬ
何回でも、観たいやつ。
ほんで、既に2回観た。
ほんで、またわろた。(*≧艸≦)
ほんで、ちょっと瀬戸くん(菅田将暉)の口調引きずってもうてる。笑

あらすじ通り、文字通り、クールなインテリメガネの内海(池松壮亮)
と、ちょっとおバカなツンツン頭の瀬戸が川べりでまったり喋るだけの青春ムービーなんやけど、色んな世代の人間模様も織り込んで、とっても 味のあるストーリーだった。

75分という尺の短さと、オムニバスであるため、とっても観やすく、2人の出会いの話を真ん中らへんに持ってくるあたり、「おお、ちょうど気になってたとこやねん!」というタイミングの絶妙さもあって、まったく飽きることなく堪能できた。
なんなら、まだまだこの2人の会話聞いてたい。


ただ、菅田将暉、池松壮亮コンビなんて、絶対ハマると思って気になってたんやけど、75分まったり喋ってるだけの話はちょっと映画館で観るのは勿体ないなと思ってDVDレンタル待ちしてたけど、そこは(私としては)正解やった。
池松くん、ボソボソ喋り魅力やけど、せっかくのツボなセリフが聞き取れず、何回早戻ししたか……。^^;
人の噂話で、内海くんに近づこうとする岡山天音くんのセリフも、聞き取れず4〜5回は聞き直したし……。^^;
いや、2人とももちろん芝居上手いんやけど、そこはやっぱり関西弁のネイティブスピーカーじゃないから、語尾に力が入らへんくて、そこが聞き取りにくいねんなぁ……と、勝手に納得。
なので、逆に私は、DVDで観て、納得いくまで早戻ししてセリフ聞き取れてよかったと思った次第で……。^^;

それにしても、川べりで喋るだけの青春、めっちゃ「あり」です!

デミグラスソースのハンバーグ〜!
節(フシ)がある選手権〜!
神妙な面持ち〜!
フランダースの犬〜!(´艸`)
etc……。

真逆のようで、相性バッチリな2人の、青春そのもののエピソードの数々……。
瀬戸くん、アホっぽいけど、実は頭切れるし、ストレートでピュアなハートのめっちゃいい子……。
それがわかってるから、斜に構えて人を見下してる感のある内海くんも、頑なな心を開いて、絶妙なノリツッコミの会話も成り立つ。
すごくいい関係〜!♡

「コミュニケーションなんて、演技力」……。
なるほど〜。
毎日1話ずつ観てから仕事に行きたいくらい好きですわ、この世界観。
DVD欲しい。♪

・・・・・・・・・・・・・・・



2017年10月25日
Amazonプライムビデオにて、4回目鑑賞。

いやぁ〜、なんで、追記しようと思ったかと言うと、テレビ東京でやってる、ドラマ版の「セトウツミ」を観てしまった後に観たから・・・。
クオリティの違いに驚きすぎて書かずにいられなくなった。
ほぼ同じセリフを言っているのに・・。
菅田将暉、池松壮亮って、やっぱり芝居の天才やわ。
会話だけ(セリフだけ)で話が流れていってるかと思いきや、何気ない仕草や、身振り手振りでも、うまいことセトとウツミのキャラを作り上げてるんやなぁ〜と、あらためて感心。
あと、声の強弱!
漫才みたいにメリハリの効いた会話だからこそ、こんなに面白いんか。
なるほど〜。

演出も、やっぱり、あの、タンゴの物悲しい音色、効いてますわぁ。
ストップモーション的な映像も。
宇野祥平さん演じるバルーンアートのピエロも。

テレビ版には申し訳ないけど、比べてみて、あらためて、映画版「セトウツミ」の素晴らしさに感動した次第です。
さっちん

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