ヤマト

アイリッシュマンのヤマトのレビュー・感想・評価

アイリッシュマン(2019年製作の映画)
3.7
2023年248作品目

【マーティン・スコセッシ】監督
主演は【ロバート・デ・ニーロ】
【アル・パチーノ】、【ジョー・ペシ】が共演する等、マフィアの映画にはピッタリなキャスティング
ジャンルはクライム、伝記
そう俺の大好きなノンフィクション映画です。
《アイリッシュマン》


あらすじは
【ロバート・デ・ニーロ】演じる老人ホームで過ごす車椅子の老人フランク・シーランが、マフィアのヒットマンとして自身が関わっていた第二次世界大戦後の1950年代から80年代のアメリカの裏社会について、1975年の出来事を度々挿入しながら回想するという形で進みます。
※1975年は【アル・パチーノ】が演じた全米トラック運転組合〖チームスター〗のリーダーのジミー・ホッファの失踪事件があった年

第二次世界大戦をイタリア戦線で過ごし、戦後は食肉配達のトラック運転手として生計を立てていたシーラン。
ある日、シーランは地元マフィアに積荷の横流しを行ったことが発覚し、会社から訴えられてしまう。
しかし、【レイ・ロマーノ】が演じた組合の弁護士ビル・バファリーノの手腕で無罪の上に地位保全まで勝ち取る。
裁判後にシーランは、ビルから従兄弟の【ジョー・ペシ】が演じるラッセル・バファリーノを紹介されるが、それは少し前にシーランのトラックの不調を直してくれた通りがかりの人物でもあった。
物腰の柔らかいラッセルだが、裏の顔はマフィアのボス。
ラッセルに気に入られ大統領に次ぐ権力者と評されたIBTの委員長ジミー・ホッファを紹介され、手際よく問題を解決するシーランを気に入られ彼の右腕となる。
キューバ革命にケネディ暗殺など、誰もが知る事象が起きていた時代の中、ホッファの右腕で家族ぐるみの中になるほどの友人でもあったにも関わらず、シーランがホッファを。。。


こちらの作品は2004年、ホッファの右腕でもあり、友人でもあったフランク・シーランがラッセル・ブファリーノの命令でホッファの後頭部を撃って殺害したと告白したことがシーランの弁護士の手による伝記本
で伝えられたフランク・シーラン犯人説とした作品です。
しかし、遺体もまだ見つからず、決定的な証拠を挙げられていないことから、今も真相は闇となっている事件。
本当にこちらの作品の通りシーランがホッファを殺したのか。
アメリカの裏社会ではこういった闇はまだまだあるんだろうなと感じました。

それにしても約3時間半の映画なのでとにかく長い!
ずっと気になっていて鑑賞したかった作品だったのですが、気持ちに踏ん切りをつけるまで、かなり時間が掛かりました。
半日潰す覚悟が出来た日に是非鑑賞しましょう。
ヤマト

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