ヤマト

この茫漠たる荒野でのヤマトのレビュー・感想・評価

この茫漠たる荒野で(2020年製作の映画)
3.9
2023年252作品目
様々なヒット作に出演する【トム・ハンクス】が主演
監督の【ポール・グリーングラス】とは《キャプテン・フィリップス》ぶりに再びタッグを組む。
ジャンルはアクション、西部劇、アドベンチャー
《この茫漠たる荒野で》


あらすじは
南北戦争終結から5年後の1870年、テキサス州北部。
【トム・ハンクス】演じる退役軍人のジェファーソン・カイル・キッド大尉は街から街へと渡り歩き、新聞のニュースを読み聞かせることで生計を立てていた。

ある日、ジェファーソンは道中でひっくり返された荷馬車と吊し上げされている死体を発見した。
その荷馬車の中には【ヘレナ・ゼンゲル】演じる先住民の衣服に身を包んだ白人の少女ジョハンナがいた。
そこに巡回中の軍人が通り掛かり、陸軍の関所に連れていくように言われる。

関所に到着したジェファーソンだったが、「担当官は3ヶ月間戻ってこないので、代わりに送ってやれ」と言われた。
一旦はジェファーソンの古くからの知り合いにジョハンナを預けるのだが、雨の中逃げ出してしまったジョハンナを見かね、ジェファーソンは自力でジョハンナの親族を探し出し、彼女を送り届けることにした。

言葉が通じない2人は中々コミュニケーションが取れずにいたが、過酷な旅を続けていくうちに2人は深い絆を結んでいくのだった。
そしてついにジョハンナの親族の元にジョハンナを届けることができ、ジェファーソンのとジョハンナの旅は終わりを迎えたかと思ったが。。。


南北戦争終結からまだ5年。
奴隷制度、人種差別が色濃く残っている時代。
旅を通じてジェファーソンとジョハンナの徐々に深まっていく絆が良かったです。
とにかくこの過酷な運命を辿るジョハンナを演じていた【ヘレナ・ゼンゲル】の演技が良かったです。
西部劇らしくハラハラする銃撃戦や最後の結末も含めストーリー全体も満足のいく作品でした。
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