アタフ

ノクターナル・アニマルズのアタフのレビュー・感想・評価

ノクターナル・アニマルズ(2016年製作の映画)
3.9
難解映画です、まごうことなき難解映画です(個人的には)
頭を空っぽにして見ると、何のことやらさっぱりわからないだろう。

アートギャラリーを経営するスーザン(エイミー・アダムス)の話と、元夫(ジェイク・ギレンホール)から送られてきた小説のストーリーを交互に織り交ぜ展開する構成。この2つがどう関係しているのか?元夫が小説を送った意図は?ラストの意味とは?
ハッキリ言って観終わったときは( ゚д゚)ポカーンとしました。困ったぞ…全く分からない…

ただこの謎を解くキーが何個かありますね。
まず1つはアートギャラリーに飾ってある”REVENGE”の文字、これに関してはいかにも「これがテーマです!!」的な見せ方をするので、逆にミスリードなんじゃないかとも思った。

2つ目は元夫の「失ったらもう2度と手に入らない」という言葉

3つ目は小説のストーリー(妻と娘を殺された夫が犯人に報復する内容だが、これが中々に胸糞悪い。最近日本でも似たような事件があった気がします。車を煽ったりするのってホントくだらないね。)

そしてラストの展開から見てもこれはやはり元夫の復讐なんだろうなぁ…
いまさら俺と会いたくなったのか!?20年遅せぇよバーカ!!ってことなんですかね。でもなんか腑に落ちないな、もっと裏があるような気がする。ただこのくらいが自分の頭の限界です。

ある程度は想定していましたが、想像以上に難しい映画でした、こういう映画を完璧に評論できる人ってホント凄いですね。尊敬しますわ。
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