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天空の城ラピュタの群青のレビュー・感想・評価

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)
4.6
空の向こうには空中に浮かぶ城が彷徨っている……

ロマンだ!こいつぁロマンだぜ!
それだけでテンション上がるぜ!


まず、食べ物。ジブリといえば食べ物のクオリティ。
他のジブリ作品ではいかにも美味しい料理をさらにうまそうに見せているが、今作はそんなに高そうなやつではない庶民的な食べ物が、とてもうまそうに見える。
冒頭のパズーが買うシチューのようなもの。洞窟での目玉焼きパン。ドーラおばさんのお肉。
シータのご飯などなど。
何故あんなにうまそうに見えるのか。目玉焼きパンなんてパンの上に目玉焼き乗せただけだし笑
しかもパズー、結局一緒に食べず目玉焼きだけ先に食べるし笑
ジブリ作品の魔力の一つだ。


次はアクション面。未来少年コナンのようにオーバー気味なアクションが馬鹿らしくて面白い!
アニメは誇張気味だからこそ却ってダイレクトに伝わるものと思う。
パズーの超人的な身体能力や筋肉見せ合い合戦とか車の動き、とかシータを助ける時の乗り物とか。挙げればキリがない。


最後にストーリー面。
女の子が降ってくる。なにこれ。王道笑
ってことでもうここでテンション上がる。
しかも可愛くて健気な子。守らざるを得ない。(ゲス顔)
随所に挟まれるギャグもいいし、シータとパズーと盗賊団の面々の家族関係もすごく良い。

そして外せないのがムスカ大佐の一貫した悪人キャラ笑
これが味方側と良いギャップになっている。

深く考えなくても登場人物に感情移入し、展開でハラハラして笑ったり、少し切なくなったり出来るっていうのは名作の証。まさに冒険活劇!
そしてトドメの君を乗せて。

完璧だ!
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