オルキリア元ちきーた

天空の城ラピュタのオルキリア元ちきーたのレビュー・感想・評価

天空の城ラピュタ(1986年製作の映画)
3.5
パズーとシータはこの登場人物の中では一番オトナよね。
盗賊団のママン、マ・ドーラは私のリスペクトの女性。こんな肝っ玉母ちゃんになりたい。
揃いも揃ってデカいだけで間抜けな息子とかもっと産んどけばよかった。

もう何度観たか分からないくらい観たけど
息子が久しぶりに観たいと言い出し
また再鑑賞。

軍に閉じ込められていたラピュタのロボット兵が基地でシータを解放するために暴れ回り最後にはミサイルで撃たれるシーン
あのレーザー光線みたいな武器も、撃たれ方も「シン・ゴジラ」がリスペクトしてるなぁ、と思った。

宮崎駿は人間的に好きなタイプではないけれど、作品のインパクトは凄まじく、内臓を見せずに内臓を連想させる、という様な、観ているこちらの脳内に隠した「グロを求めてる野性に近い本能」みたいな所を刺激されるのが凄い。

食べるシーンや飛ぶシーン
走る、潜る、叫ぶ、ピンチに遭うシーン
そういった、咄嗟に人間が理性ではなく衝動や反射的に動くシーンのオーバーなくらいの細かい描写が
他のアニメ作家とは比べものにならない。
だからこそ観ている側は感情移入してしまう。
しかもそれが理性で制御出来ない部分だからズルい。
だから「宮崎駿嫌いだけど観ちゃう」という結果になるw

海賊船長のドーラが
「だてに女を50年やってないよ!」と言ってて
(  ゚ ▽ ゚ ;)エッ!!私と2つ違い!?

どうなの!?どうなの?最近の私、ドーラっぽくなってきてる?と旦那に聞いたら
「かなり近いものがある」という評価だったので
ホッとした。