この映画は、何か大きなイベントがあったり起伏があったりするわけじゃないのに、決して退屈じゃない。
娘も母も自己主張が強くて、喧嘩ばっかりしているはずなのに、とっても心温まる素敵な映画だった。
お母さんもクリスティンも、心の奥底にはお互いへの深い愛があり、どんなに喧嘩しても、観ていてそれを感じることができるからこそ、何だかあったかい気持ちでいられる。
田舎の学校生活、友情、恋愛、どこかに強く焦点をあてているわけでもなく、それぞれがほぼフラットに、クリスティンの青春像として等身大に表現されているのがまたリアルで良い。
もっと自分も年が近ければ、多くの共感を得られたんだろうと思ってしまうのが悲しい笑
どちらかと言うと、娘への愛情をストレートに表現している父の方に共感しちゃうわな、立場上。。
クリスティンは、大学生活でもいろいろと寄り道するだろうけど、両親の愛情をより深く理解して素直に感謝できる、素敵な大人に成長することでしょう。