イライライジャ

続・個人教授のイライライジャのレビュー・感想・評価

続・個人教授(1976年製作の映画)
3.6
第二次世界大戦下のフランスで、24歳の尼僧と14歳の少年が恋に落ちる。
授業中に想いを馳せ、勉強会にまで漕ぎつけるが、相手も満更ではなく禁断に禁断を重ねた恋が始まる。
『青い体験』のような感情のない筆下ろしでなく、一時の迷いでもなく、完全に純愛モノ。
1944年、ドイツ軍が上陸してきてから展開が一変。
2人は同じ屋根で過ごすのだが、終戦が近付くにつれ徐々に周囲から疑われ始める。
皮肉にも戦争によって2人は愛を育むことが出来、終戦によって愛は終わりを迎える。

ナタリードロンの『個人教授』とは全く別の話で続編でも何でもないが、どちらもこの手のジャンルの中で格別な味わいと余韻が残る。