イライライジャ

美しいとき/サマータイムのイライライジャのレビュー・感想・評価

美しいとき/サマータイム(2015年製作の映画)
3.3
田舎からパリに上京して出会った女性と恋に落ちる。女性版『ゴッズオウンカントリー』のような同性愛映画。
女性権利を謳う抗議活動をしている女性たちが、明らかに現代的なミサンドリー集団に感じたのだけど70年代フランスで実際にこのような団体がいたのか監督の個人的感情でこうしてるのか気になった。女性だけで生きてることを過剰に称賛している。

70年代が舞台ということもあり、都会とは全く違った田舎特有の同性愛嫌悪。カミングアウト出来ないでいるのは自らも同性愛を恥じているからで、広大な自然と比例した狭いコミュニティならではの生き難さが伺える。
だが誰にも邪魔されない2人だけの世界は、時が止まったかのように美しい時間だった。

相変わらずセシルドゥフランスはかっこいい。女性に好かれる女性像は世界共通なのだろうか。