人類の危機を救うためにノルウェーで開発された縮小化技術。始めは小さなコミュニティだったものが、段々と増えていき、アメリカにも大きなコミュニティが生まれる。そんななか、大きな家に住みたいと考えるポールも小さくなることを決意する。
素晴らしい発想とマット・デイモンに惹かれたが、全体的に残念なストーリー。小さくなる前はどんな展開になるかわくわくしながら観ていたが、危ない香りのするセルビア人とパーティーしたり、ベトナムの活動家とボランティア活動をしたりと、ほとんど設定が生かされていない。
ミニチュアの世界は始めハッとさせられたが、全体的に実物大と変わらない普通の映像が多い。
ダウンサイズの前夜に絡んできた酔っぱらいの｢小さいやつらは経済に何も貢献せずに悠々自適な暮らしをしている｣という主張はその後の伏線になるかと思いきや、こちらもその後全く触れられていない。また、ノアの方舟計画も唐突過ぎて各人物の感情や思考が理解できなかった。
雰囲気や発想は好きだっただけに残念。
