タカハラ

ブルーに生まれついてのタカハラのレビュー・感想・評価

ブルーに生まれついて(2015年製作の映画)
4.3
チェット・ベイカーを演じた、イーサンホークがとてつもなく良かったです。演奏シーンにシビれます。
間違いなく彼の代表作になると思います。
ジャズマンとしてのカッコよさや、音楽への真摯な気持ち、その一方で人としての弱さや、だらしなさも、全て含めて、役を生きていると思いました。
2度、鑑賞しましたが、中盤の恋人との幸せなひとときが、キラキラしていて、とても切なかった。

最後、本当に追い詰められて、彼は自分の人生そのものであるジャズを選んだのかもしれない。
いや、ジャズに選ばされたのかも。
言葉の無い、二人の交わる視線に濃密なドラマを感じました。
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