社会的成功者だが周囲に嫌われまくっている老婦人が自分の訃報記事を心温まるものにしたくて、若手の訃報記者とともにあれこれ奮闘する話。途中眠くなった上、イベントがごちゃごちゃ多くてまとまりに欠ける気はするんだけど、悪くはなかった。
シャーリー・マクレーンとアマンダ・サイフリッド2人とも良い。アマンダ・サイフリッドって役がイマイチのこと多いんだけど、この映画のこの役はいいわ。老婦人ハリエットの訃報向上計画に巻き込まれつつ、彼女自身も本当にやりたかったことに向かって成長していくというありがちのハートウォーミングやねー。でもこれがいいんだわ。
途中から加わる施設育ちの女の子ブレンダも可愛い。3人で夜の湖に入って泳ぐところ超いい。こういう歳の離れた同士が友達になる話って外国映画結構あるけど、どれもいいよな。
ハリエットが、訃報記事向上を目指しながらも、単純に心を入れ替えて云々という話ではないのがとても良い。彼女はそれまでの自分にもうちょっと付け加えただけ。それで、それまでは成功したお金持ちだったのにいまひとつ物足りなかった人生が輝きだして、彼女の魅力も周囲に伝わるっていうな。なかなか示唆に富んでいる話だなあ。
