施錠された小さな部屋で5歳のジャック( ジェイコブ・トレンブレイ )はママ( ブリー・ラーソン )と共に暮らしている。小さな部屋が世界の全てだったが、ある日ママに7年間監禁されていることを聞かされ本物の世界の存在を知る。
誘拐や監禁は世界中で度々起きていますが、辛い事件の片鱗を覗くような映画です。監禁されている時と解放された後の世界が丁寧に描かれていて登場人物の心の動きがどれも理解できることが辛かったです。
主人公が5歳のジャックなので救われるところがあり、新しい体験と新しい日々をジャックが過ごすことに安心感を覚えます。ジャックの視点で見たはじめての広くて青い空は美しかったです。
映画の中の登場人物ですが彼らの世界がこれから幸せで溢れることを願ってやみません。辛いけれど観てよかった映画でした。
