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ガールズ&パンツァー 劇場版のefnのレビュー・感想・評価

4.2
 走行時に土を噛む履帯、地形に振り回される車体にしがみつく戦車長や髪を撫でる風は自然主義的な表現なのに、砲撃時に反動で後退する車体、反対に接地したままのホイールは量産製品、兵器のそれ。自然と工業をいったりきたり。不整地走破性能が生み出す技巧がカーチェイスの限界を悠々と越えていく。
 冒頭の中退機から咆哮へのトラックアウトや砲塔と同軸に設定されたPOV、ドローンっぽく空撮でロールしながら隊を捉えるカメラなんかもバチバチ決まっていてスキがない。面白いけど、ディテールの量といい多種多様なアングルといい、極まりすぎて怖い。
 戦車道には人生の大切な全てのことが詰まって(ry
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