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さすらいのefnのレビュー・感想・評価

さすらい(1975年製作の映画)
3.7
 相変わらず縦横の移動から回り込むカメラは楽しいし、影絵や鏡を通したミニポルノ上映も好きではある。髭を剃る画からカメラが上に移動してパンしながら川面に突っ込む車を追うヤツとか洒落てる。
 しかし、ヴィム・ヴェンダースの人間に対する信頼とか人生観が自分とは違いすぎていて、ついていけなかった。台詞で表現できるような不幸と共感の押し売りは結構。ただこれを理解できるような生き方をできればよかった、とはちょっと思った。
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