Ren

アトランティス/帝国最後の謎のRenのレビュー・感想・評価

1.5
前作が前作だったのだから、そりゃあこうなるよねという当然の出来栄え。00年代ディズニーのビデオスルー作品の例に漏れず、作画クオリティの著しい低下がすごい。

20〜30分×3のダイジェスト短編集。テンポが良いのは結構だけど、シンプルに脚本が未熟すぎてフツーにつまらない作品に仕上がっていた。
怪物が襲ってくるという分かりやすいピンチの局面での緊迫感の無さ。ずーっと同じテンションでさらっと流れていく事件の数々。どこに勝算があってこれを作ったのかすら不明。ディズニー黒歴史の一作で確定。

3話目?のエピソードとか、『マイティ・ソー』シリーズを観ていたからギリギリ アスガルドやラグナロクといった北欧神話の世界観についていけたけど、初見じゃ何も分からないのでは....?情報の削ぎ落とし方も不親切だと思う。
鑑賞から一か月経ったら何も覚えてない自信あり。

そもそも前作で今生の別れだと思っていたマイロと仲間たちが映画開始5分で再会するの何なん。あの刹那なエモーショナルを返せ。キャラクター一人ひとりの個性が明確に際立つような工夫がされていたところだけは評価したい(変人地質学者・モールがたくさん活躍)けど、そのぶんマイロとキーダが中心人物として輝いてはいなかった。
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