コマミー

パーティで女の子に話しかけるにはのコマミーのレビュー・感想・評価

3.8
【閉じ込めてたものを吐き出す】



若者が才能を解き放ち、狭い世間から抜け出した時、世界の広さを痛感するのだろう。刺激的な経験が時に、若者の中にある[もどかしさ]を変えてくれる原動力になる。
この作品は、そんな若者の[閉じ込めてたものを吐き出す]ような刺激的な経験を描いた作品であることは間違いない。

音楽を通じて[彼女]と出会い、限られた時間の中で、彼女と一緒に、これから生きていく上で必要な[刺激]を見つける…そんな[旅]のように思えた作品だった。

そして、作品に登場する[種族達]……、なぜこの地球に現れたのか…、目的はなんなのか…、それは、自分なりに考えてみたのだが、あの集団も、この地球で何か[大切な何か]を探しにきていたのかもしれないのだと、私は思う。彼らもまた、迷っていたのだ。
 
 どうゆう風に存在すべきなのかを…。

若者の[これからの人生]に対する悩み、[吐き出したいものを吐き出せない]悩み、監督はそれを[音楽との調和]を兼ねて、それをファンダジックに、体現したのだと、自分は感じました……。

自分の迷っていた心にも、"火を灯す"ように、ね?
コマミー

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