1992年1月、7年間イギリスを離れていた語り手が、友人のロビンソンに頼まれロンドンに戻る。ロビンソンはこの都市のなかに19・20世紀のパリの残響を追い求めながら、現代ロンドンを蝕む政治的・社会的諸問題に大胆に切り込んでいく。彼の視点はどこか偏狭でもあるが、ユーモラスでもある。奇妙な二人組がシュルレアリスト的な着想をもとにロンドンの風景を切り取った一風変わったロンドン文学散歩。
1930年、モスクワ。8名の有識者が⻄側諸国と結託しクーデターを企てた疑いで裁判にかけられる。発掘された90年前のフィルムには無実の罪を着せられた被告人たちと、それを裁く権力側が記録してい…
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