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男と女 IIのkazu1961のレビュー・感想・評価

男と女 II(1986年製作の映画)
3.6
▪️Title :「男と女II」
Original Title :「A Man and A Woman 20 Years Late」
▪️Release Date:1987/02/21
▪️Production Country: フランス
🏆Main Awards : ※※※
▪️Appreciation Record :2020-047 再鑑賞
▪️My Review
前作に比べてかなり評価は落ちた作品ですね。続編はやはり大変です。
ジャン・ルイとアンヌのその後のフォーカスしたストーリー重視の作品になっているため、前回のキャスティングを使ったにしろ、一番私が惹きつけられたモードな世界観や、モノクロとカラーのシンクロした映像など、その部分がなくなってしまったのが少し残念です。
しかしながら、二人のその後をしっかりと描きその部分に限って観れば十分に楽しめる作品ではないかと思います。
物語は、前作から20年ぶりに、あの二人が再会。今では映画のプロデューサーとして成功しているアンヌは、自分の娘を主演に立てて、かつての二人の愛の姿を映画として製作しようとします。そして、いまだにレーサー稼業のジャン・ルイとの愛も再び燃えあがろうとしていた……。というもの。
前半は、当時の2人の気持ちの揺れや理由や、感激のラストシーンからどうなったのか?ということを前作の映像を挿入しながら明らかにしていくので、それはそれで惹きつけられて観ることができました。
そして、後半は、どんどんサスペンスもどきになって行きます。サスペンス仕立てのアンヌの映画の仕掛けやジャン・ルイの砂漠での遭難など、
全く違う作品の感じもします。
しかしながらこの作品のラストシーンでは、安堵感と感動も味わってしまいました。。
アヌーク・エーメは、前作より20歳年を取っても美魔女の雰囲気。可愛らしさに艶っぽさが。
ジャン役のトランティニャンは、渋みをましたオヤジになって良い感じですね。
そして、アンヌの娘役のエヴリーヌ・ヴイックスが、アンヌの若い頃に生き写しな感じでビックリしました。
アンヌの台詞、「折角会えたのに又再会するのに20年もかかったら、嫌だわ」。。。とても印象に残ります。
さて、「男と女 人生最良の日々」を明日観に行きます。この続編で終止符がうたれたかに見えましたが、どんな展開してになるのでしょうか?
さすがにフランシス・レイの音楽は良かったですね!!

▪️Overview
アカデミー外国語映画賞やカンヌ映画祭グランプリなど数々の映画賞に輝き、66年に日本公開された「男と女(1966)」の続篇。20年前に愛し合っていたカップルが再会して、再び恋に悩む姿を描く。製作・監督・脚本・撮影は「愛と哀しみのボレロ」のクロード・ルルーシュ、音楽はフランシス・レイが担当。出演は前作の主演アヌーク・エーメ、ジャン・ルイ・トランティニャン、エヴリーヌ・ブイックスほか。(引用:映画.com)
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