シネマスナイパーF

アントマン&ワスプのシネマスナイパーFのレビュー・感想・評価

アントマン&ワスプ(2018年製作の映画)
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二作目にして早くもハッキリとした悪役が居なくなったヒーロー映画
良くも悪くも、前作から引き続きアリよろしく話の小ささが売りだと完全に割り切ってきた
MCU内の箸休めシリーズ

自分治したいだけで悪用する気はない必死なやつと闇市のドンと三つ巴するだけで、しかも自分らは自分らで母さん連れ戻すのが目的であって大義名分特に無し!ラボが奪われたら母さんが!母さんが!だから、これはヒーローストーリーだと思わない方が良いかもですね

ただ、今までに明らかなスケールの小ささを感じさせる身内だけシリーズが無かったかと言われればそんなことはなく、それこそ劇中度々話題に出たシビルウォーの一連の事件だって、悪く言えば仲間割れ以上でも以下でもないし、蒔いた種で世間に大迷惑かけるのなんてウルトロンで盛大に見せられてんだから、この作品なんて可愛いもんか


いいところ沢山ある映画だと思います

ガキサイズになるとか、よく考えたなぁと思いましたよ
自分だけではなく、周りのものを大きくしたり小さくしたりすることで増える見せ場が楽しい
そしてルイス劇場が最高ですね今回は!I'm the Bossと自分に言い聞かせ、自白剤を打たれると得意技を見せつけ、ハンドルを握らせれば頼れるドライバーとして走り回る

ポール・ラッドの女演技も、場面自体の温度との微妙なズレが可笑しく、緊迫した場面でビデオ通話など、ノリは健在
俳優陣は前回に引き続き素晴らしく、なんと今作からはバットマンVスーパーマンに出演していたローレンス・フィッシュバーンが登場!オイオイオイ
何より、家族の話として特化してきましたね
アントマン&ワスプ、これは二代両方のことか


でも、やっぱり量子世界に関しては意味わからん
完全別世界ってことなのか?クマムシは別世界への番人か!そしたら
多分別世界設定でしょう指パッチンの後もスコットは無事だったんだから
だとしたら、前作でスコットが生還した際消えた場所に再び現れたのはただ運が良かっただけなのか?初代ワスプは海の底で量子世界へ突っ込んでったのにラボから繋げたトンネルから引きずり出すことが出来たってことは座標を指定して都合よく座標まで飛べるってことなのか?わからん!
あとエイヴァがキャラクター弱すぎ悪さ足りないのはしょうがないとしても中途半端すぎ


個人的には、金正恩を演じていた俳優さんがMCUではFBIやってるのに笑いましたし、このキャラクターは、前作のパクストンのような大人な対応を見せてくれます
また、現在残っているメンツに、スコットも加えても良いんじゃないか!?そしたらオリメンロケットアントマンってことか!?と希望的観測も出来ました!