Ginny

リメンバー・ミーのGinnyのネタバレレビュー・内容・結末

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
3.5

このレビューはネタバレを含みます

泣いた。゚( ゚இωஇ゚)゚。
そりゃもう泣いた。゚( ゚இωஇ゚)゚。

展開で言えば私は『ベイマックス』を思い出しました。
そんな1回きりの展開の面白さがあるかな、と。

でも そんな1回きり、でも見る価値がある感動のお話でした。

私はこの映画を見て 泣けて、とても幸せです。
映画として でなく この映画が持つ 映画を作った人々が届けたいメッセージに心打たれた。
この映画を見て 感動して泣ける人がたくさんいる世の中でありたいし、そんな世の中にしたい。

家族と良い思い出がなくて この映画のような愛情は自分にはない、と思わないでもらいたいと押し付けですが 思ってしまう。
優しい世界を作りたい。
負の連鎖を断ち切りたい。
断ち切れる世の中にしたい。
それは あなたにはそんな価値はないですよ、じゃなくて 全員にその価値はありますよって 世の中の誰でも優しくできて語りかけられる世の中にしたい。
その日無差別殺人を犯そうとする人を立ち止まらせる世の中が私の夢。
いつしか心を蝕み 世界に絶望して傷つけようとする人を たったひとつ誰かの笑顔で立ち止まらせられるかもしれない、と私は思っている。
道行く人の笑顔で。
その日のコンビニ店員の笑顔で。

馬鹿げているかもしれないし
甘いかもしれないけれど
諦めたくない。
受け継いだ大好きな世界を 大好きな子供達へ継がせたいから。
世界に絶望して欲しくなくて
ずっと希望を持って生きて欲しいから。

まやかしでも 幻想でもなくて
これが本当だよって 感じて欲しい。
少なくとも 私はこの映画を見て本当だと感じられる程幸せに家族の愛に恵まれてきた。
それは 私の両親が その両親から貰ったもので、たぶんその前もきっとそう。
そんな風に受け継いでいきたいし きっとこれからの世の中は家族の間だけじゃなくて みんなに優しくなれる世界がいいんだと思う。隣人愛!

映画の話に戻ります。
冒頭はじめのカット。
墓地の地面のカット。びびりました。
これアニメ?!と驚くぐらい細かいCGの描写。土の感じ、石の感じ、花びらの感じ。衝撃でした。
またひいおばあさまの肌の質感、刻まれたシワの感じ。ミゲルがひいおばあさまのお肌を包み込んだ時の肌の質感、年を召された方のお肌は少し硬くて、その表現も凄かった。リアリティがあった。

アカデミー賞長編アニメーション賞は大本命と思っていたけど 歌曲賞も取るなんてと思ったけど いざ映画見たら もうこの曲しかない!。゚( ゚இωஇ゚)゚。 と感動した。

口ずさんじゃうし あの曲を作られた経緯を思うと涙ちょちょぎれる。

あとね、この映画の設定を現実に持ち出して考えると 認知症って…親のこと忘れないように、死後の世界で『最後の死』を迎えさせないためなのかな?と考えた。
忘れられてしまうと 『最後の死』を迎えてしまうでしょ?。゚( ゚இωஇ゚)゚。
だから、最後までボケても 親のこととか昔のことは忘れないのかな?って。
認知症にはたくさん種類があると思うけど…。

自分の家族、親のこと、そのまた親のおじいちゃんおばあちゃんのこと、介護や迎えた死のこと。
思い出して胸がギュってなって。
でも残るのは心地よい気持ち。
家族の愛情。それは私に向けられたものだけじゃなくて、
父の、祖父母への。
母の、祖父母への。
その姿を見て 私は感動して また、感謝するんです。

とても素敵な映画でした。
途中中だるみすることもありましたし 何回見ても楽しめるか?では疑問もあります。
でもたった一度この映画を鑑賞することが 多くの人の心の中に また 大事な忘れられない想いを目覚ませるのだと思います。
その目覚めたものを 後世に伝えて欲しいし 周りにも伝えて欲しい。
優しい世界であってほしいと切に願うのです。

ディズニーありがとう。

ここまで訳わからない感想を読んでくれた奇特な人ありがとう。
Ginny

Ginny