けーすけ

リメンバー・ミーのけーすけのレビュー・感想・評価

リメンバー・ミー(2017年製作の映画)
4.2
2019/10/13(日) TSUTAYA DISCAS定額レンタルで届いていたので鑑賞。
だいぶん前にレンタルリストに入れてたけど、今になってようやく届いて…という感じでもあり。

ピクサーもの嫌いじゃないし、今はむしろ好きなのですが、
なんとなく「子供向けよね」って思って避けてしまっていた天邪鬼でございます。ここ数年でようやく「細けえ事はいいんだよ!とりあえず一度観て判断しろ!」と改心した次第。

で、観終わった今の気持ちとして、映画館で観たかったけど、家で一人で観てよかったかも、、、な映画でした。

なぜなら、超泣いた。ティッシュ10枚以上は泣いた・・・。



~~ざっくりあらすじ~~
舞台はメキシコ。かつて家族をほっぽり出してまで、自分が成し遂げたい音楽の道を目指した「ひいひいじいちゃん」のせいで“音楽一切禁止!!”な靴職人一家に生まれ育ったミゲル。
でも彼は音楽の魅力に取りつかれ、伝説的な歌手であり俳優のエルネスト・デラクルスに憧れ自作ギターをつまびき、いつか彼のようなミュージシャンになる事を夢見ていた。
祖先の霊を迎えるために毎年行われる「死者の日」。ミゲルはその日に広場で開催される音楽コンテストへの出場を望んでいたが、家族の監視の目は厳しくその希望は叶いそうになく。それでも諦めきれないミゲルはデラクルスが祀られる墓に入り込み彼のギターを手にする。その瞬間・・・
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CGがほんとに美しい…!
今年観たトイ・ストーリー4も凄かったですけど、もうこの辺りでCGアニメーションは一つの完成形を迎えていたのですかね。CGで人間をリアルに寄せるとどうしても不自然な感じが強くなっちゃうのでしょうけど、違和感の無い部分に着地させた人間描写が凄いです…。
特にラストの逝きかけていた*****(ネタバレ防止伏)とか!!

また、事前に知っていた「死後」「ガイコツ(骸骨)」ってビジュアルがどうしてもハッピーな感じから遠く感じて敬遠してしまっていたのですが、観始めたら全然気にならず。むしろ骸骨な皆様が想像以上にコミカルに描かれていて、さすがピクサーだな、と。

そして劇中ギターの演奏シーンがちょいちょいあるのですが、その指使いが適当な感じではなく実際の音にあわせて描かれているのも好印象。これ、簡単なように見せて難しい表現ですよ。

超さらっとな感想ですが、とても良い映画でした!
正直な所、黒幕(実は悪いやつ)とか、結末にどうもっていくかってのは途中で見えてきてしまっていたのですが、その「見え見え」を家族数世代の繋がりって部分でカバーしたのにも泣かされましたね。
やー、凄かった。ベタを塗り重ねた圧勝・・・!







ひとつだけ、本気でつっこむなら、、、
ミゲルの手作りギターの音程良すぎってところでしょうか。
フレットが釘なのに!!弦も何かのケーブルなのにあんな音が出るなんて。
情熱の勝利ですかね。
けーすけ

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