しゅんかみ

葛城事件のしゅんかみのレビュー・感想・評価

葛城事件(2016年製作の映画)
5.0
どこかボタンが掛け違えていたら誰にでも起こりうるかも知れない話。

南果歩と次男が逃げ出していたアパートに、三浦友和が押しかけて来る場面での、やかんの音とライティングが素晴らしい。

みかんの木の演出が皮肉。あそこに救いがあるのか、いや無いのか。

現在と事件前を行き来する構成も、手法としては今やおなじみだけど方法として的確。
2人の子に恵まれてマイホームを建てた人生最高の時を描いているのも卑怯というか辛い。