葛城事件のクルードスのネタバレレビュー・内容・結末

最初から最後まで終始重い雰囲気、そして後味も悪い。

この父親は子供達のためを思うどこにでもいそうな存在。
そういう意味では、これはどこの家庭でも起こりえるし、対岸の火事ではないという事が恐ろしい。

映画の中身としては日常での気まずい場面の寄せ集めにも見えて、全然タイプは違うが日常で恐いと感じる場面を寄せ集めた「呪怨」を少し連想した。

この映画、不思議なもので初見の時は気まずい場面を苦々しく観ていたが、2回目の時は不思議と笑えてしょうがなかった。
「このオヤジ、何でこんなに怒ってるんだろう」とか冷静に見てると妙に可笑しかったりするし、俯瞰で見れば気まずい場面も全て滑稽だという事かな。