橘

ガタカの橘のネタバレレビュー・内容・結末

ガタカ(1997年製作の映画)
3.8

このレビューはネタバレを含みます

最近でもないけれど、お騒がせイーロンさんが集合の真ん中を「You are here」と呟いてた作品群「華氏451度」「すばらしい新世界」「1984年」がありますが、ツイッタランドで「足りん!」と追加されてた作品群「侍女の物語」「動物農場」「蝿の王」等の中に「ガタカ」もあったので、観ました。(混乱してました、「新世界より」は貴志祐介)❲つぶやきの書名は全て原著名なので、邦題これのやつかなぁ…で並べました。。❳

思いの外サスペンスもありましたが、挙げられてた他作品から(ディストピア系か…)と覚悟はしました。
遺伝子操作で産まれながらにして寿命や疾患が判定されて職業差がつけられるレベルだとは思わず。しかも「その後に能力が上がるとすれば、最初の測定が間違ってたんだろ」とかって、本人の努力は全無視という。。
親も受精卵の操作に「外見や障害とか以外はそこまでしなくても」とは言ってたけど、それでも実際に完璧な遺伝子の次男が産まれると、自然妊娠で産まれて虚弱体質な長男よりも次男を優遇するのねぇ。

遺伝子の優劣(優劣とは?)が判断基準なので、遺伝子が一致してたらどう見ても別人なのもスルー。イーサン・ホークとジュード・ロウは見間違えない!
ヴィンセントは幽霊なのかって思ってしまいます。ジェロームしか見えていない。弟はさすがに気付いた。

ヴィンセントの努力が報われたのは嬉しいです。
それ以上に、ユージーンの優しさが心に刺さります。生真面目過ぎたんだろ……勝手な想像ですが、完璧な遺伝子だけれど銀メダル止まりなので、本人もつらいし周りの事も考えてシラフで車に飛び込んだんじゃないかと思ってしまいます。自分の能力に限界を感じ、と。
でも本来の真面目さと優しさでヴィンセントをサポートし、最後は自分の全てを渡す。泣くやつ。「旅に出ようと思う」で察してしまったけどあんな。。。


「今後の参考」をくれる彼も良かった。彼だけは顔写真で気付いてたのかも。
ヴィンセントは希望になれたんだろう。息子さんに同じ手を使うかどうかは置いといて。


イーサン・ホークさん出演作の鑑賞が続きましたが、整えたら男前。若いしなぁ。
ジュード・ロウさんの整い方は群を抜いて!顔が美しいと能力も高そうだと判断するらしいです人間心理。
ユマ・サーマンさんも整ってたなぁ。アラン・アーキン刑事に捜査されると逃れられなそう!

ド近眼恐怖シーン、ド近眼なのでとても怖かったです。あんな交通量多い道路を夜間に裸眼で……無理。。。



キャスト&スタッフ一覧、お名前のATCGだけ目立つようにしてあるの素敵でした。理科で生物全く通ってきてないバンギャです。
原作あるのかな?読みたい。
橘